アジはアジでも

東京湾の南側に位置する千葉県館山沖で、ヒメクサアジという珍しい魚が捕獲されました。
ヒメクサアジといっても、みなさんご存知のアジ類とは全く違う仲間で、クサアジ科に属する魚です。
クサアジ科とは、世界でもこのヒメクサアジとクサアジの2種類しか知られていない非常に珍しい種類で、漁獲されることもとても珍しく、漁師さんにもほとんど知られていません。

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成長すると体長25cmほどの魚で、主に南日本からオーストラリアなどに分布し、普段は数百mの深い海に生息しています。体は側編型(鯛やマンボウのように平べったい形)で、背鰭の一部が著しく伸長し、背中から腹にかけて黒みがかった帯状の模様が数本あります。また、歯がなく、口を前方下方へ突出させることができる点など、その生態には未知の部分が多い魚です。

日本の主な水族館が多数加盟している(社)日本動物園水族館協会によれば、2005年までの統計では飼育記録がありません。生きている状態で展示できるのは大変珍しいことですので、この機会にぜひご覧ください。水族館「アクアミュージアム」3Fで展示しています。
~展示終了いたしました~