【シーパラこども海育塾とは】

小学生を対象に、海とふれあい、海とともに成長していく「海育」をテーマとしたプログラムを提供します。海に関して様々な面から学び、生きものへの関心はもちろん地球環境にも目を向けるプログラムで、命の大切さを学び、次世代を生き抜くライフスタイルや行動を身に付けることを目的としています。2016年度は6月から毎月1回、計10回の開講予定です。

第10回 ワカメの収穫体験 海育塾体験発表会  卒塾式

ワカメの収穫体験と試食体験

海育塾もいよいよ最終回となりました。今日はまず、12月に植え付けたワカメを収穫します。3ヵ月間でどれくらい大きくなっているかな?植え付けの時に講師をしてくれたシーパラの飼育員・稲垣ひとみさんが「うみファーム」で待っていてくれました。
「植え付けたときに10㎝くらいだったワカメが、みなさんの背丈と同じくらい大きくなりましたね。地球温暖化の原因となる二酸化炭素を取り込んで酸素を出しますから、八景島の海の環境保全に役立っています。さあ、収穫を始めましょう」
ワカメを育てていたロープを全員で力を合わせて引きあげます。「ワーッ、すごく大きくなっているよ!」海面から、予想以上に大きいワカメが出てきて、ビックリ!「つけ根の部分をしっかり持ってキュッとひねると取れやすいですよ」と稲垣さん。ビニール袋に一人1~3㎏くらい詰めましたが中には5kg以上つめた塾生もいました。
次は「海のバーベキュー焼屋」でワカメのお味噌汁をいただきます。海風でちょっと冷えたからだにアツアツのお味噌汁は格別です。「美味しい!」「おかわりしたい!」と次々に声が。新鮮なワカメは歯ごたえも風味もバツグンの美味しさです。今日、収穫したワカメを家族と一緒に食べるのが楽しみです。

 
 
 
 

[塾生の感想]

小学校4年生 さとしくん

「僕は1.6㎏とりました。ヌルヌルして最初は上手に収穫できなかったけれど、とれた時は達成感があって楽しかったです。」

小学校4年生 まなさん

「4.17㎏とりました自転車で来たからいっぱいとりました!ワカメは、つけ根が意外と固かったです。あんなに小さかったのに、成長が早くてびっくりしました。」

小学校5年生 とわくん

「ワカメが短い間に結構大きくなっているのに、びっくりしました。」

小学校6年生 ゆうさん

「1.05㎏とりました。茎から外すのが切れにくかったけれど、楽しかったです。お味噌汁はおうちで食べているのと比べると、コリコリしていました。すごく美味しかったです!」

小学校2年生 しえんくん

「お味噌汁はお味噌とワカメがよく合っていてとってもおいしい!二杯目はワカメをたっぷりにしてもらいました!おうちでもおいしいワカメが食べられる!やったー!」

 
 
 

海育塾体験発表会

最後の授業は「海育塾の体験をとおして、感じたことや心に残ったことを表現する」発表会です。スクリーンに映しだされた自分の絵の前で、塾生は一人ずつ作文を読んでいきます。
「海育でブルーカーボンを初めて知り、海を大切にしたいと思いました」「水中ロボットを操作したことから、将来は水中ロボットを作って深海に行ってみたいと思いました」「アマモ場を観察し、アマモはブルーカーボンの役割を果たすことや、たくさんの海の生きもののすみかであることも知りました」「柴漁港でアナゴ漁について学び、たくさんの生きものにふれたことが楽しかった」「ペンギンやセイウチに餌をあげたことが良い思い出です」など、各自が印象に残った体験や調べたことを発表していきました。そして多くの塾生が「毎回とても楽しみだった」「地球環境を守るためにできることに取り組みたい」「将来は大好きな海のために役立つ仕事がしたい」と作文を締めくくっていたことが印象的でした。

[塾生の感想]

小学校4年生 ひよのさん

「塾生のお友だちはみんな、上手にまとまっていてわかりやすい発表をしているなと思いました。私も緊張しましたが、頑張りました。大好きな深海の授業があれば、来年も参加したいなーと思います。」

小学校6年生 はるとくん

「大勢の前だったので緊張しましたが、一番印象に残った柴漁港での体験から感じたことや考えたことを発表しました。将来は水族館の飼育員か海洋関係の施設で海のことを研究する仕事をしたいです。」

 
 
 
 

海育塾で講師を務めていただいた先生方からの講評

来賓として参加いただいた、海育塾の講師の先生方が感想を述べてくださいました。

[塾生の感想]

小学校5年生 みきさん

「今日お話を聞くまでは、海の生物はお腹が空いて死んじゃっているのかなと思っていましたが、お腹の中にあんなものが入っているなんてかわいそう。すぐに私にできること、ゴミはゴミ箱にということを実践したいと思います。」

小学校6年生 はるとくん

「僕たちにできることを今日教わったから、ぜひ実行したいです。」

 
 
 
 
 

卒塾式

発表を終えてそのまま卒塾式に移ります。布留川信行塾長から一人ひとりに修了証書が授与されました。10回、楽しみながら一生懸命勉強した証です。感慨深いですね。塾長から塾生にメッセージが送られました。
「みなさんの素晴らしい成長を見ることができて嬉しく思います。ご協力いただいた講師の先生方や施設の皆さまのおかげで充実したプログラムになったと思います。この体験をみなさんの未来につなげていってください。海育塾は今年度で2回目ですが、海や生物や環境に関心のある人を育てていけるように活動を続けていきたいと思います。」
来賓を代表して刑部さまよりみなさんにエールが送られました。
「卒塾おめでとうございます。海は世界中つながっています。海をキレイにするために世界の人たちと協力していく必要があります。みなさんが、そういう人になってくれることを期待します。今日の発表も素晴らしかったですが、海のことをもっといっぱい勉強して、将来地球環境を守ることに携わってくれたら嬉しいです。」

最後に、スタッフからも卒塾生への贈る言葉と保護者の皆様への感謝の言葉が伝えられて、卒塾式は無事に終了しました。
一年間、本当にありがとうございました。
また来年度も、お楽しみに!

横浜市温暖化対策統括本部
プロジェクト推進課 吉田美緒さま

「10回をとおして多くのことを学び、海のこと好きになってくれていて嬉しいです。興味のあることをもっと勉強していって欲しいと思います。」

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 
沿岸環境研究グループ長 桑江朝比呂さま

「みなさん、とても貴重な体験をしたことがよく分かりました。これからは海に詳しい人が活躍する時代がやってきますので、皆さんの将来に期待しています。」

国立研究開発法人 海洋研究開発機構

広報部 部長 田代省三さま

「長年、海に携わる仕事をしていますが、それでも海にはまだまったく分かっていないことが沢山あります。みなさん、それを解明していく人になってください」

国立大学法人 東京海洋大学
大学院教授 刑部真弘さま

「海育塾をとおして、みなさん大きく成長したことがわかりました。さらに海のことを勉強して成長を続けていくことを期待しています。」

国立研究開発法人 水産研究・教育機構 中央水産研究所 
業務推進課長 市橋秀樹さま

「海や魚を好きな気持ちを、持ち続けて、自然の大切さを忘れないでください。中央水産研究所にいつでも遊びにきてくださいね。」