海育塾5回目!今回はシーパラのおとなり「海の公園」でアマモ場にくらす生きものたちを観察してきました。

仲間といっしょに、さまざまな「海育(うみいく)」を通して海の生きものや環境について学ぶ「シーパラこども海育塾」。
第5回目となる今回の海育塾は「アマモにすむ生きものたちの観察」の授業として、シーパラのお隣「海の公園」で曳き網(ひきあみ)を使った生きもの採集や採れた生きもののスケッチなどをしてきました。

体験スケジュール

9:55

 

海の公園柴口駅に集合

海の公園は横浜市内で唯一海水浴ができ、春先には潮干狩りが楽しめる美しい人工の砂浜です。
曇り空の中、元気いっぱいの様子の塾生たち!これから海へ行くという事で、お天気なんか気になりません!

10:00

 

砂浜に移動!曳き網で海の生きものを採集します。

いよいよ海へ!今回は「曳き網(ひきあみ)」を使って、海にすんでいる生きものたちを捕まえます!今回の講師はシーパラの飼育スタッフ野村さん。
いつもは「うみファーム」や「ふれあいラグーン」でお仕事をしている魚のスペシャリストです!

 

こちらは曳き網を海の中でひっぱっている蓑内さんと横地さん。
「蓑内さーん、とってきてー!!」の掛け声にOKのサイン!これは期待できそうです!

 

浜で曳き網をみんなでひっぱります。
どんな魚がとれているかな?

 

網から次々に現れる不思議な生きものたちに興味しんしんの塾生たち。
アマモ場とそうではないところで暮らす生きものたちに違いがあるのかな?答え合わせはこの後のレクチャーで!

10:50

 

レクチャー1 「海のゆりかごを再生しよう」

講師の坂田さんより、海の公園と、アマモについてのお話。
みんなが今日行った海の公園、どんなところなんだろう?曳き網をしてみてどうだった?「アマモがある場所の方がたくさんの生きものがとれた!」それはどうしてだろう?

 

アマモは花が咲いて実も生る、海の中に生える「植物」!隠れ家やエサをとる場所としてアマモを頼りに多くの生きものたちがくらしています。
そんなアマモがたくさん生えている「アマモ場」は魚たちが卵を産み、稚魚が育つ「海のゆりかご」。
さらに、二酸化炭素を吸収して酸素を出し、海の中の環境をよくする「海の森」でもあるんだって!

 

百年ほど前には東京湾にもたくさんあったアマモ場も、今では多くが港や工場に姿をかえました。
アマモ場を守るために、東京湾のあちこちでたくさんの人が協力してアマモの再生活動を進めています。
海の公園のアマモ場についても、たくさんの人々の活動の結果、海の公園のアマモ場は2009年に再生したことが確認されました。
こういった、いろいろな立場の人たちが、一つの目的を達成しようとする運動のことを「協働」といいます。

11:15

 

レクチャー2 海の生きものたちの観察とスケッチ!

アマモ場についての大事なお話を聞いた後は、早速そこにすむ生きものたちの観察!じっくり観察して、それぞれのお気に入りの生きものをみつけてスケッチをしていきます。

 

じっくり観察をしているうちにすっかり愛着がわいてしまったようで、中には「おうちに連れて帰りたい!」といった声も!アマモ場とそこにくらす生きものたちについてたくさんのことを知ることができた1日となりました!

塾生の声

たいちくん

網を引いたのが楽しかった。
色々な生きものが見れた。(小学1年生)

ももなさん

生きもののスケッチをしたことが楽しかった。
生きものを連れて帰りたくなった。(小学2年生)

みずかさん

アマモがあるところとないところで生きものの数がすごく違うところから環境ですごく左右されるという事が分かった。
東京湾でアマモを植えていることなどを知って、これから自分でできることを考えていけたらと思います。(小学6年生)

講師より

 

横浜・八景島シーパラダイス 飼育技師
野村 俊介

天気が不安でしたが、元気いっぱいの皆さんのおかげか雨雲も吹き飛んでいってくれました。
気が付くと生きものたちに夢中になる塾生たちに負けじと必死になっている自分がいました。
横浜の海にくらす、小さくも様々な生きものたちを観察したことをぜひ覚えておいて欲しいと思います。
当日みれた生きものたちはまだまだほんの一部です。
どんな生きものに出会えるのか、実は私たち飼育員でさえ毎回楽しみなんです。
遊び相手になったり、水族館で出会ったり、食べ物にもなったり、生きものたちが教えてくれることはたくさんあると思います。
これからもどんどん外へでかけ、たくさんの生きものたちにふれて生きものが大好きになってくれればうれしいです。

 

元 金沢小学校主幹教諭
坂田 邦江さま

子どもたちにとっても身近に接することのできる海が横浜市でもとても少なくなっている今、子どもたちには小さなうちから海とふれあう体験をたくさんさせてあげたいと思っております。
今日は25名のお子さまに参加していただきましたが、本当はもっともっとたくさんの子どもたちに本日のような体験をしてほしいと思います。
子どもたちもアマモ場の生きものたちを曳き網でとらえて観察するという特別な体験をすることで、さらに海が大好きになると思います。
この海育塾は始まったばかりの取組みですが、今後ももっともっとこのような取り組みが広がっていくことを期待しております。
子どもたちが喜んで帰って行った様子を見て本当に嬉しかったです。